スタッフJUNEです。先日、新しくHAKONE TENTスタッフに加わったあすかさんと箱根ラリック美術館に行って参りました。強羅駅から箱根登山バス一本で行くことができます。
私たちがお目当てに来たのはこのオリエント急行の豪華サロン・カーでティータイムを楽しめるというもの。
まずは、美術館に入ってすぐ左手の受付で事前予約を済ませます。事前予約といっても当日現地で受付をするもので、来館前の事前電話予約等は行ってません。1時間おきに開催されているので、最初に予約を済ませ時間まで美術館内の展示を見てまわることができます。
※私が行った際、コロナの影響で2時間おきに開催されていました。(2020年8月4日)
箱根ラリック美術館はこのようにたくさんの自然に囲まれています。私は東京出身なのですが、都内の美術館ではありえない光景です笑
どんどん進んでいくと立派な扉が出現。「え、ここだよね?入っていいの?」という感じの迫力でした笑 『MUSEUM』の文字を見て安心して中へ。(中は写真NGでした。)
中に入ると、大きなシャンデリアと装飾パネルが出迎えてくれます。そして、ラリックの生涯に渡る作品がずらり。
【ルネ・ラリック】
アール・ヌーヴォーとアール・デコの時代を駆け抜けた
宝飾とガラス工芸作家。16歳で宝飾職人に弟子入りし、カルティエなどの一流宝飾店から依頼されるほどのジュエリー作家となり、1900年のパリ万博でグランプリを受賞。コティの香水瓶をきっかけにガラス工芸家へ転身した後も、オリエント急行や豪華客船ノルマンディー号の室内装飾など幅広いジャンルで独創性溢れる作品を手掛けた。(箱根ラリック美術館HPより。)
私のお気に入りは香水瓶でした。様々な色と形でそれぞれ違った思いが表現されています。作品名まで洒落ている…例えば、『さよならは言わない』、『あなたのもとへ』
あっという間にオリエント急行の予約時間になり、カフェへ向かいます。
受付の際にもらった切符(チケット)を手に持ちスタッフの方に渡すとカチャッと切符パンチしてくれます。ラリックとオリエント急行についての簡単な紹介ビデオを観てから後方にまわりいざ車内へ。
ラリックが手掛けた、パリ−南仏間を結んだ豪華特急列車、コート・ダジュール号(1929年運行開始)の内装。ラリックがこの列車の室内装飾を制作したのは、1928年、68歳の時です。この車両だけで、150枚以上のガラスパネルが室内に貼りめぐらされています。
航空機の台頭により一旦は幕を下ろしましたが、後にオリエント急行として復活し、なんと2001年まで現役で活躍していました!
そして2004年に実際の車両を日本まで船で運び沼津港に降り立ち、慎重に箱根の山道を上り無事にラリック美術館にたどり着きました。本物の車両に箱根で立ち入れるなんてすごいですよね。
ティーセットはこんな感じ。↓↓↓
受付時に選んでおいたドリンクと季節によって異なるスイーツが運ばれてきます。
お茶を入れているだけなのにこの顔笑
スタッフさんに記念写真も撮っていただけます。
正直行く前は2200円かぁ、ちょっと高いなぁなんて思っていましたが、全然そんなことありませんでした。行く価値大あり!実際の車両でおいしいティーセットが楽しめ、さらに解説もしてくれる、テンションあがること間違いなしです。
最後も車両の前で記念撮影w
楽しかった!!!!
ちなみに、こちらのル・トラン(オリエント急行)の横にはレストランがあります。ガラス張りで開放感のある素敵な空間でお食事が楽しめます。メニューはこんな感じ↓
そして、今年、箱根ラリック美術館は開館15周年、ルネ・ラリック生誕160年を迎えます。それに伴った企画も開催予定です。下記参照
【展覧会名】ドラマチック・ラリック
【会期】2020年9月12日(土)〜2021年3月21日(日)
【開館時間】9:00〜17:00(美術館最終入館は16:30まで)
【主催】箱根ラリック美術館
【協力】アダチヨシオ コレクシオン、芳賀博子コレクション
【香りの特別協力】株式会社アトリエパルファン・香りのアトリエ 調香師 田代 はなよ
ラリック生誕160年、そして、箱根ラリック美術館開館15周年を記念し、ラリックが手がけた香水瓶の数々を、華やかなりし時代のパリを映したその香水の広告とともに展示。
皆さんも箱根で美術館巡りをされる際には、ぜひぜひ優雅なティータイムを合間に挟んでみてはいかがでしょうか。
箱根ラリック美術館
営業時間 午前9時~午後5時(美術館入館は4時30分まで)
年中無休(展示替のため臨時休館あり)
住所 〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186番1
アクセス
- 車の場合 東名御殿場I.C.より乙女峠経由、仙石原まで約20分
- 電車、バスの場合
- 箱根登山鉄道「箱根湯本駅」より、箱根登山バス「湖尻・桃源台」行きにて
約30分「仙石案内所前」下車すぐ - 新幹線・JR「小田原駅」より、箱根登山バス「湖尻・桃源台」行きにて約45分
「仙石案内所前」下車すぐ - 小田急箱根高速バス「新宿駅」より約120分「箱根仙石案内所」下車すぐ
- 小田急箱根高速バス 羽田線
「羽田空港」→「横浜駅」→「御殿場駅」→「箱根仙石案内所」
「羽田空港」よりおよそ150~165分。「箱根仙石案内所」下車すぐ
料金 大人1500円、大学生・高校生・シニア1300円、中学生・小学生800円、お手帖の方750円(付き添いの方1名様まで750円)
公式サイト http://www.lalique-museum.com
特別展示 ル・トラン(オリエント急行)
料金 2200円
所要時間 約45分(DVD、車内鑑賞、ティータイム)
予約時間 10時から16時までの1時間おき ※当日現地にて要予約
ル・トランは美術館に入館せずに利用することも可能です。
公式サイト http://www.lalique-museum.com/letrain/guide/index.html
コロナの影響で営業時間等変更になる可能性がありますので事前に公式サイトにてお確かめください。
余談ですが、9月1日から箱根の美術館巡りにお得なチケットが限定発売予定です。
その名も『ミュージアムフリーパス』
箱根フリーパスを持っていれば購入可能で、箱根の6つの美術館を巡ることができます。箱根で複数の美術館を自由に入退館できる企画券の発売は初だそうです。
対象施設:箱根ラリック美術館、箱根ガラスの森美術館、彫刻の森美術館、星の王子さまミュージアム、ポーラ美術館、箱根・芦ノ湖 成川美術館
購入可能場所:箱根登山鉄道各駅(小田原駅および無人駅を除く) ・箱根登山バス各案内所(小田原駅前案内所・湯本営業所・桃源台案内所・宮城野営業所・仙石案内所・元箱根案内所・箱根町案内所) ・富士山御殿場・はこね観光案内所・東海バス 三島駅前案内所 ・三島観光案内所(三島市観光協会) ・小田急旅行センター(小田原・箱根湯本) ・全国のセブン-イレブン店舗マルチコピー機http://7ticket.jp/s/085365
※セブン-イレブンでは、箱根フリーパス現地券(小田原・箱根湯本・ 御殿場・三島発)とミュージアムフリーパスのセット販売となります ※小田急線の各駅と美術館窓口の発売はありません
公式情報 https://www.odakyu.jp/news/o5oaa1000001siop-att/o5oaa1000001siow.pdf